パインハーストに10番目のコースが新設

アメリカ東海岸の首都ワシントンDCにほど近いノースキャロライナ州には、パインハーストという名門ゴルフ場があります。ホテルを備え18ホールのコースが9つもある1大リゾート地です。ここでは「全米オープン」、「全米女子オープン」、「全米プロ選手権」、ライダーカップなど、大きな大会がこれまで開催されてきました。

パインハーストのホームページより

直近では2014年に、ドナルド ロス設計の#2コースで「全米オープン」と「全米女子オープン」が2週連続で開催され、マーティン カイマーとミッシェル ウィーがそれぞれ優勝しました。

このコースがあらたに10番目となるゴルフ場を作ると発表しました。来年このゴルフ場で「全米(男子)オープン」が開催されるので、それに合わせて完成させる予定です。ひとつのエリアに10個めのコースを造って、採算見込みが立つという点も驚きです。

設計者はトム ドウク(Tom Doak)をいう新進のコース設計者で、昨年ゴルフマガジン社が選んだアメリカのベストゴルフコース100の中に、自らが設計したコースが6つランクインしています。

日本ではコロナ禍をきっかけに密でないことが評価されて、ゴルフが少し人気を持ち直してきているというものの、ゴルフコースが新設されることはまず考えられません。アメリカではゴルフはすでに成熟期に入ったと言われますが、いまでも新しいコースが生まれています。本当にうらやましい限りです。