マキロイとリード パート2

「ドバイデザートクラシック」が、がぜん熱を帯びてきた。と言っても2日目も天候のほうは最悪で、2日目のプレーの大半が残ってしまった。そのため、土曜日に予選ラウンド2日間のプレーを終わらせ、日曜日と月曜日で決勝ラウンドをおこなう「マンデー フィニッシュ」とすることが、大会主催者より発表された。

この大会はDPワールドツアーの中でも高額賞金が用意されているロレックスシリーズの1つの大会なので、54ホールの短縮日程とはせず、72ホール戦って勝敗をきめるかたちとなった。

熱を帯びてきたというのは、1ラウンドと2ラウンドを少しだけ消化した段階で首位に立ったのが、リチャード ブラント(49歳)とイワン ポールター(47歳)の2人だったからだ。このふたりはLIVゴルフ移籍組で、もしどちらかが優勝すれば、昨年10月にスペインのアドリアン オタグイが「アダルシア マスターズ」に勝って以来、DPワールドツアーの大会を優勝するのが、LIVゴルフ選手として2人めとなるが、ふたりとも高齢のためかなり厳しそうだ。

また、昨日のブログで書いたローリー マキロイとパトリック リードも、今の時点で首位に2打差の4位タイに並んでいる。リードとは口もききたくないマキロイだが、ひょっとすると決勝ラウンドで同じ組でまわることになるかもしれない。

世界ランキング1位と実力NO.1で、米PGAツアーのスポークスマン的存在のマキロイと、LIVに移籍した後に名誉棄損で多額の慰謝料を求めて米メディアを訴えたゴルフ界のヒール(悪役)役のリード。ふたりが一緒にラウンドすれば、テレビ視聴率が大幅にアップすることは間違いない。