今週の米PGAツアー「フェニックス オープン」は、ことしから格上げされた13の大会のひとつで、LIVゴルフの脅威から選手を守るため賞金総額が大幅に増額され、優勝賞金は360万ドル(4億6800万円、1ドル130円換算)、2位の選手の賞金も218万ドル(2億8340万円)となった。
そのため、世界ランキング1位のローリー マキロイ、2位のジョン ラウムをはじめ、世界ランキング上位24名のうち23名がこの大会に出場する。なので、誰が今一番強いのか、楽しみながら観戦することができる。
大会前の記者会見で、マキロイが使用クラブについてコメントしているので紹介する。彼は4つめとなるメジャータイトル「全米プロ選手権」を獲得した翌年(2015年)にテーラーメイドと5年間の高額契約を結び、パター、ウェッジ、アイアン、ウッド、そして使用ボールまでテーラーメイド製を使用することになった。
昨年末に契約を延長する際、契約内容を一部変更してウェッジ2本だけはタイトリストのボーケイ(Vokey)を使用できるようにした。そして、それを最初に使用したのが、彼のことし最初のスタートとなったDPワールドツアーの「ドバイデザートクラシック」で、この試合で彼は見事優勝をきめた。
ボーケイウェッジを選択した理由は、ジャスティン トマスが練習グリーンそばで使用しているのを見て、ちょっと使わせてもらった。なかなかいいので、すぐに自分で2,3本とりよせて練習しはじめた。手になじんてきて、今年に入って試合で使用しているとのこと。
ボーケイのウェッジとスコッティ キャメロン(Scotty Cameron)のパター。この分野ではタイトリスト社製のものがトッププロに人気である。