ジェイソン デイに復活のきざし

先週の米PGAツアー「WMフェニックス オープン」は、スコッティー シェフラー(26歳)が大会連覇をはたし、この大会で32位タイの成績に終わったローリー マキロイを抜いて、世界ランキングNO.1の座に返り咲いた。そして、4月に開催される今年最初のメジャー「マスターズ」の有力な優勝候補のひとりとなった。

最終日優勝争いには加われなかったものの、5位に入ったジェイソン デイ(35歳)の活躍も注目を集めた。

オーストラリア人のデイは、2015年の「全米プロ選手権」でメジャー初タイトルを手にし、2017年には世界ランキング1位まで昇りつめた。しかし、背中の怪我、スイング改造、母を長いがん闘病生活ののちに失ったことなどがあって、2017年に米ツアーで2勝あげたのち、これまで優勝から遠ざかっていた。

世界ランキングの順位も次第に落ちていって、2021年の末には105位、昨年の末の時点では164位まで順位を落としてしまった。しかし、今シーズンが始まってあらたなスイング改造の成果があらわれてきたのか、成績が徐々に上向いてきた。リーダーボードの上位に顔を出すようになり、先週の「ファーマーズ インシュアランス オープン」でも7位タイに入った。

試合後の記者会見でデイはスイングについて、「最終的にはローリー マキロイとジョン ラウムのスイングを身に着けたい。なぜなら、彼らのスイングは何度も何度も試されてできあがったものであるし、結果を出しているから」と述べている。彼のこの大会でのスイングが以下の動画。

デイが今季カムバック優勝を果せるかどうか注目したい。