今週の米PGAツアーは、カリフォルニア州の名門ゴルフコース「リビエラ カントリークラブ」に舞台を移し、韓国の自動車メーカーがタイトルスポンサーである「ジェネシス招待」が開催される。リビエラCCではこれまで「USオープン」が1度、「全米プロ選手権」が2度開催されている。
この大会も先週の「WMフェニックス オープン」と同様に、今シーズンから米PGAツアーが格上げした13の大会のひとつで、大会賞金総額が大幅にアップした。優勝賞金は先週と同様に360万ドル(4億6800万円、1ドル130円換算)に引き上げられた。
2年前に米PGAツアーが創設したPIP(player impact program)のもとでは、シーズン終了後米PGAツアーへの貢献度が大きい選手に多額のボーナスが支払われる。ツアー選手がこのプログラムの対象となるためには、この格上げされた13の大会に必ず出場する必要がある(1つだけ欠場可)。
そのため、今週の世界ランキング20位以内の選手のうち19名が出場するというレベルの高いプレーが展開される。また、この大会のホストプレーヤーであるタイガーウッズも今季初めて出場すると表明したので注目度もさらにアップする。
大会の予選ラウンド2日間の組み合わせがすでに発表されており、タイガーはローリー マキロイとジャスティン トマスの2人とラウンドする。
先週の「フェニックス オープン」で優勝し、世界ランキング1位に返り咲いたスコッティシェフラーは、ジョーダン スピース、コリン モリカワとのラウンド。世界ランキング3位のジョン ラウムは、パトリック キャントレー、ビクター ホブランドとまわる。
ランキング2位に落ちたマキロイと3位のラウムは、この大会で優勝すれば1位にもどるチャンスがあり、シェフラーを含めた三つ巴(ともえ)の戦いが楽しみである。
なお、この大会にはツアー選手として松山英樹が、スポンサー推薦で中島啓太が出場する。