今週の米PGAツアーは、2016年に87歳で亡くなった「ザ キング」ことアーノルドパーマーの名前を冠した「アーノルド パーマー招待」が、フロリダ州オーランドで開催される。
パーマーが生きていたころは大会ホストを務め、優勝者にトロフィーを贈呈していたが、彼の死後は彼のトレードマークともいえる赤いカーディガンも同時に贈られることになった。
また、この大会も今年から導入された「格上げ大会」13のなかのひとつなので、世界ランキング上位の選手は、1位のジョン ラウム、昨年のこの大会を制した2位のスコッティ シェフラー、3位のローリー マキロイを含め、こぞって出場する。
この3人の成績いかんで、シェフラーとマキロイがまた1位の座と取り戻す可能性があり、しばらくの間は試合のたびに順位が入れ替わる、三つどもえの状況が続きそうだ。
先々週の「ジェネシス招待」ではラウムに敗れて2位となって悔し涙を流した世界ランキング8位のマックス ホーマも優勝争いに加わりそう。今季すでに2勝をあげている選手だ。
また、最近復調し順位表の上位に顔を出してきているリッキー ファウラー、ジェイソン デイの活躍も楽しみだ。
松山英樹は予選ラウンドを韓国の新鋭トム キムとオーストラリアのアダム スコットとまわる。
今週は米PGAツアーの公式試合として「プエルトリコ オープン」も同時に開催され、裏の大会(opposite field)と呼ばれるが、日本人選手今田竜二(46歳)が出場する。米ツアー昨シーズンはこの大会を含めて3試合に出ているが、すべて予選落ちしている。