今週の米PGAツアーは、「プレヤーズ選手権」が開催される。会場となるのはフロリダ州にある「TPCソーグラス」で、17番ホール(パー3)のアイランドグリーンが有名なコースである。
「プレヤーズ選手権」は、4大メジャー大会に次ぐ権威のある大会で、第5のメジャー大会と称される。LPGAツアーでは、「エヴィアン選手権」が2013年に5つめのメジャーへ昇格されたが、米ツアーで「プレヤーズ選手権」が将来メジャー格上げとなるのかどうか、その動きは今は見られない。
「プレヤーズ選手権」は、今年から米PGAツアーが格上げし、賞金総額、優勝賞金を大幅に増額した13の大会のひとつで、昨年の賞金総額200万ドル、優勝賞金360万ドルから、それぞれ250万ドル、450万ドルにアップされた。
昨年のこの大会の優勝者はキャメロン スミス。この大会に優勝して勢いに乗り、7月の「全英オープン」でメジャー初タイトルを手にした。しかし、昨年LIVゴルフに移籍したため、今年の大会には出場が許されていない。それでもまだ世界ランキング5位の位置にいる。
プレヤーズ選手権の予選ラウンドの組み合わせはすでに発表されており、目下世界ランキングトップ3のジョン ラウム、スコッティー シェフラー、ローリー マキロイが一緒にまわるので、非常に楽しみである。
松山英樹は、先月の「ペブルビーチ プロアマ」で久々に優勝したジャスティン ローズ、世界ランキング22位のビリー ホーシェルとのラウンドとなる。松山はめずらしく2試合連続で予選落ちをしているので少々心配である。
この試合にタイガー ウッズが、1か月後に迫った「マスターズ」への最終調整として出場するのではないかと言われていたが、出場はしない。タイガーは2月の「ジェネシス招待」へことし初めて出場し、45位タイの成績に終わっている。
トップ選手は、今季最初のメジャー「マスターズ」へ向けてギアが入ってくる。