アメリカ南部ジョージア州にある「オーガスタナショナルGC」で「マスターズ」に先立って、「オーガスタナショナル女子アマ」が始まり、初日のプレーを終えた。
といっても、3日間大会の初日と2日目のラウンドは、近くにある別のコースで競技がおこなわれ、成績の上位者30名のみが、夢の舞台「オーガスタナショナルGC」で最終日のプレーをおこなうことができる。
日本からは10人の選手が出場したが、その結果は以下のとおり
13位タイ 0 あらきゆな
23位タイ +2 いとうにか ばばさき
32位タイ +3 しんちまみか よしだりん むぐるまひなの
52位タイ +5 てらおかさやか
62位タイ +6 うえたみく はしもとみずき
72位 +12 かじたにつばさ
6バーディー、0ボギーの6アンダーで首位に立ったのは、中国系アメリカ人のローズ ザン(19歳)だ。スタンフォード大学の学生で、現在まで3年連続でアマチュア世界ランキング1位の座をキープしている。また、2020年には「全米女子アマ」のタイトルを獲得している選手で、このまま独走しそうな勢いである。
昨年同じ「全米女子アマ」のタイトルをとった馬場咲希は、首位と8打差の23位タイの位置にいる。
この大会の2回目のチャンピオンで、今回歴代優勝者という資格で出場した梶谷翼は出場者72名中最下位である。0バーディー、5ボギー、2ダブルボギー、1トリブルの12オーバーの84。18ホールプレーして首位の選手と18打離されるというのは異常な成績である。
本人は今後すぐにプロを目指さずに、9月からアメリカの大学へ留学するらしいが、そこでいいコーチ、仲間に巡り合って、焦らずに素質を開花させてほしい。「オーガスタナショナル女子アマ」のタイトルは、少々の才能では決して手が届かないすごいタイトルなのだから。