米PGAツアー「マッチプレー」は、準決勝戦で世界ランキング1位のスコッティー シェフラーを破って決勝に進出したアメリカ人サム バーンズ(26歳)が、ローリー マキロイに勝って決勝に勝ち上がってきたアメリカ人キャメロン ヤング(25歳)を6&5の大差で破り、優勝をきめた。
バーンズは2年前のシーズンに2勝、昨シーズンにも2勝をあげ、この優勝で米PGAツアー通算5勝とし、世界ランキングも10位とトップ10にまた戻ってきた。
決勝で敗れたヤングは、米PGAツアーではまだ優勝経験はないが、昨年のメジャー大会で2度優勝争いに加わり一躍知名度を上げた選手だ。5月の「全米プロ選手権」で3位タイ、7月の「全英オープン」では2位に入った。
しかし決勝のバーンズとの対戦では、バーンズのパターが調子がよかったものの、米ツアー4勝の実績があるバーンズに対して、まだツアーで優勝経験がないところが弱さにつながったのか、後半ミスショットを連発し大差で負けてしまった。ヤングは今回、パー3のホールで左に大きくはずしたミスショットが、あわやホールインワンになりそうになるラッキーな場面もあった。
3位決定戦で、スコッティー シェフラーを2&1で破ったローリー マキロイは、世界ランキングを3位から2位に順位をひとつあげた。1位のシェフラーは変わらず、ジョンラウムが2位から3位になった。
米ツアーは1週あけて、再来週4月6日から今年最初のメジャー「マスターズ」がいよいよ始まる。