今週のマッチプレーとマスターズ

いつもより1日早い現地時間の水曜日から5日間の日程で開催される米PGAツアー「WGCマッチプレー」の予選グループの組み合わせが決まった。

昨日お伝えしたように、出場予定選手のキャンセル待ちリストの2番目で待機し、出場機会をうかがっていた比嘉一貴だったが、出場はかなわなかった。「マスターズ」の前週に開催される「バレロ テキサスオープン」の出場予定選手のなかにも比嘉の名前がないので、比嘉は4月6日から開催される「マスターズ」がぶっつけ本番となりそうだ。

「マスターズ」への出場資格を得るためには、さまざまな実績が要求される。比嘉のように昨年の日本ツアーでの賞金王になったことで特別招待されることもあれば、4大メジャー大会に優勝し、その後5年間は出場資格が得られるというものもある。

しかし、一番分かりやすいのはやはり世界ランキング50位以内にいることである。そうすれば必ず出場できる。では、どの時点で世界ランキング50位以内にいればいいかというと、2つの区切りがあり、ひとつは昨年末の時点、そしてもうひとつがマスターズの2週間前におこなわれる試合の終了時点である。なので今週の「マッチプレー」の終了時点で、ランキングで50位以内にいれば「マスターズ」に出場可能となる。

なので「マッチプレー」が終了した時点で、「マスターズ」への出場者は、ひとりを除いてすべて確定する。そして、その最後のひとつの出場権が与えられるのは、前週におこなわれる「バレロテキサス」の優勝者である。

現在世界ランキング50位前後にいる選手で、まだ「マスターズ」への出場権を得ていない選手にとっては、出場するしないにかかわらず、今週の「マッチプレー」の結果が非常に重要となってくる。