お伝えしてきた「オーガスタ ナショナル女子アマ」は、予想通りアメリカ人のローズ ザンが優勝した。
2023年3月30日 | 海外ゴルフ最新情報 (worldgolfinformation.com)
ザンは初日にコースレコードとなる6アンダーでホールアウトして、2日目は7アンダーのスコアで更にコースレコードを更新した。他を寄せ付けない強さを見せ、最終日2位に5打差をつけてスタートするザンに対して、誰もが優勝を疑わなかったが、試合は思わぬ展開となった。
ザンは1番ホールでいきなりダブルボギーをたたき、2番をバーディーとしてとりかえしたものの、その後9番までに3つのボギーを打ってしまった。バックナインに入ってからも調子は回復せず1バーディー、1ボギーとスコアをのばすことができず、とうとう2位の選手に追いつかれ、プレーオフにもつれ込んでしまった。
プレーオフ2ホール目となった10番ホールで、相手選手が2打目をひっかけてグリーン左の木の中に打ち込んでパーで上がれなかったため、このホールをパーとしたザンが辛くも優勝を決めた。
米PGAツアーの「バレロ テキサスオープン」は、カナダ人のコーリー コナーズ(31歳)が優勝した。コナーズは米ツアー2勝目をあげたが、1勝目も2019年のこの大会であげたもので、このコースとの相性は抜群のようだ。
この大会の優勝者に、来週の「マスターズ」への出場権最後の1つが与えられることになっていたが、コナーズは世界ランキング40位にいるのですでに出場権は手にしていた。
「マスターズ」に特別招待されている比嘉一貴は、この「バレロ テキサスオープン」にスポンサー推薦で出場し、アメリカのコースに慣れようとしたが、残念ながらカットラインに5打及ばず予選落ちを喫してしまった。
この試合に出場していた松山英樹は15位タイの成績で試合を終えた。彼は数年前からメジャー大会直前の大会に出場するようになった。それまでは出場せずに最終調整に充てていた。このスタイルの変更が2021年の「マスターズ」優勝につながったため、今回もそのスタイルを通した。
松山は最近首に故障をかかえているようだが、直前の大会でまずまずの成績をおさめたことから、気持ちがのってひょっとすると、「マスターズ」で終盤優勝争いにからんでくるかもしれない。期待したい。