アジアンツアーの大会「インターナショナルシリーズ ベトナム大会」が4月13日から4日間開催された。日本から10人の選手が出場したが、予選を通過したのは金谷拓実、久常涼、堀川未来夢、竹安俊也の4名であった。
3日目のラウンドを終えて、金谷拓実(24歳)が2位に3打差をつけて首位に立った。2月に開催された「インターナショナルシリーズ オマーン大会」に次ぐアジアンツアー2勝目の期待がかかったが、バックナインに入って失速し。トータル73のスコアで4位タイに終わってしまった。
もし金谷が2勝目をあげていたら、世界ランキングを現在の140位から100位に近づけることができ、もし100位内に入れば来月開催される今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」への出場権を手にすることができるところだった。
参考までに、先週の米ツアー「RBCヘリテージ」の優勝者に与えられる世界ランキングポイントは67,41。アジアンツアーの「ベトナム大会」の優勝者には9.19。日本ツアーの「関西オープン」の勝者には5.43である。
なので、世界ランキング的にみると、「関西オープン」の優勝の価値は、「ベトナム大会」のおおよそ半分の価値しかないことになる。
金谷は、昨年海外の試合でまったくといっていいほど結果の残すことができなかった。しかし、ことしはアジアンツアーで初優勝を経験し、今回も4位タイに入った。どんどん実績を積み重ね、世界ランキングを100位以内、そして50位以内と順位をあげていってほしい。