現地時間7日から始まる「マスターズ」の予選ラウンド2日間の組み合わせが発表になった。
まず、世界ランキング1位で、ディフェンディング チャンピオンであるスコッティ シェフラーが一緒にまわるのは、マックス ホーマ(32歳)とサム ベネット(23歳)。ホーマは昨日のブログにも書いたが、今季すでに2勝あげ米ツアーで通算6勝している選手で、そろそろメジャーを手にしてもいい時期かもしれない。ベネットは昨年の「全米アマチュア」のタイトルを獲得したテキサスA&M大学の学生で、ベストアマのタイトルを目指す。
世界ランキング3位のジョン ラウムは、ジャスティン トマス(29歳)とキャメロン ヤング(25歳)と同じ組でスタートする。トマスは昨年の「全米プロ選手権」で優勝しメジャー2つめのタイトルを手にした現在世界ランキング10位の選手である。ヤングは米ツアー未勝利ながら、昨年のメジャーで優勝争いを演じ、「全米プロ選手権」で3位タイ、「全英オープン」でも2位に入り、現在世界ランキングは14位の位置にいる。
松山英樹は、キャメロン スミス(29歳)とサムジェイ イム(25歳)と同じ組。スミスは昨年の「全英オープン」の覇者で、その後LIVゴルフに移籍した選手だ。イムは米ツアー2勝の選手だが、「マスターズ」との相性がよく、2020年には優勝争いを演じて2位タイ、昨年は8位タイに入っている。
今回特別招待を受けた比嘉一貴(27歳)は、セルジオ ガルシア(43歳)とキース ミッチェルと(31歳)とのラウンドになる。ガルシアは2017年の「マスターズ」を優勝しているが、昨年LIVゴルフに移籍した。ミッチェルは米ツアー1勝の中堅選手で、現在世界ランキングは45位だ。
あと注目のグループとしては、ローリー マキロイ(33歳)が、サム バーンズ、トム キムと一緒のラウンド。昨年の「全米オープン」を制したマット フィッツパトリック(28歳)は、コリン モリカワ、ウィル ザラトリスと同じ組。ともに楽しみな組み合わせだ。
この華やかな祭典に、文字通り水を差すかたちになるが、大会期間中の天候がよくなさそうだ。天気予報によると金土日は雨の予想で、土曜日は摂氏12度と少し肌寒く感じられそうな天候のようだ。選手たちにとっては試練となりそうである。