日本ツアーとDPワールドツアー(旧欧州ツアー)共催で開催された「ISPS HANDA 欧州・日本 どっちが勝つかトーナメント」終了後の日本人選手の世界ランキング順位を確認する。
この大会の優勝者であるオーストラリア人ルーカス ハバートが獲得した世界ランキング算出ポイントは19.225。結果、ハバートはランキングを59位から42位にあげ、この位置をキープすれば、残りの3つのメジャー大会への出場が可能となる。
ちなみに前週おこなわれた日本ツアー「関西オープン」で優勝した蝉川泰河が獲得したランキングポイントは5.429。世界ランキングの視点からみれば、優勝の価値は「どっちが勝つかトーナメント」のわずか28%にすぎない。
蝉川は関西オープンの優勝で、ランキング順位を290位から223位にあげ、「どっちが勝つかトーナメント」で45位タイとなって、順位を219位とした。
最新の世界ランキングで日本人選手の上位10名は以下のとおり
21位 松山英樹
87位 比嘉一貴
129位 星野陸也
136位 金谷拓実
146位 今平周吾
154位 稲盛佑貴
159位 堀川未来夢
163位 桂川有斗
172位 久常涼
185位 大槻智春
松山は別格の存在。87位の比嘉は、昨年の日本ツアー賞金王という資格で特別招待されてのぞんだ「マスターズ」で予選落ち。「どっちが勝つかトーナメント」では出場選手のなかで世界ランキング日本人トップ選手としてプレーして、まさかの予選落ち。本人のプライドはずたずた、自信喪失感ははんぱないものと推測される。
しかし、比嘉は世界ランキング100位内にいるので来月開催されるメジャー大会「全米プロ選手権」に出場できそうだし、今週のDPワールドツアーは、韓国で「韓国選手権」が開催され、彼はエントリーしている。
比嘉は、昨年日本ツアーの賞金王となったため、現在DPワールドツアーのツアーカードを得ている。すべての試合に出場できるほど優先権の強いカードではないようだが、出場可能な試合にはすべて出場し、結果を出してほしいと願う。結果を出さなければ道はひらけない。