今季メジャー第2戦となる「全米プロ選手権」が始まった。まだすべての選手がホールアウトしていない日本時間午前7時30分の時点でこのブログを書いている。
メジャー大会にふさわしい難しいコースセッティングのせいなのか、各選手のスコアが伸びていない。すでにホールアウトした選手のなかでは、4アンダーを出したブライソン ディシャンブー(29歳)が暫定単独首位に立っている。
しかし、彼が日曜日の最終ラウンドで上位にいることは考えづらい。ディシャンブーはコロナ禍の前から筋肉増強によって飛距離を大幅にのばし、2020年の「全米オープン」で初のメジャータイトルを獲得した。
彼は昨年6月にLIVゴルフが創設された際に、多額の契約金を積まれて移籍した。しかし、左手首の怪我のためLIVゴルフの試合でまったく上位に顔を出していない。昨年のLIVゴルフの成績を獲得賞金総額でみると68人中26位。今年開催された6試合の結果でも51人中24位と全選手中の中間位置にいて、優勝など到底無理なはなしに思える。
当ブログ1押しのスコッティー シェフラー(26歳)はすでにホールアウトしていて、3アンダーで2位タイと絶好の滑り出しだ。この調子をキープして最終日バックナインに突入してほしい。
早い時間にスタートした比嘉一貴は10番からのプレーで、11,12,13,14番と4連続バーディーを奪い4アンダーとした時点で単独首位に立った。瞬間風速的ではあるが、メジャー大会のリーダーボードで一番上に名がのるのは、爽快な気分であろう。しかし、その後3ボギー、1ダブルボギーを叩いてしまい、結局2オーバーのスコアで現在は55位タイの位置。
星野陸也は5オーバー、115位タイと予選通過が厳しい位置だ。松山英樹はハーフを終えた段階で2オーバーの55位タイ。