今週のDPワールドツアー(旧欧州ツアー)の大会「イタリア オープン」に出場していた比嘉一貴は、カットラインに6打届かず予選落ちをした。
昨年日本ツアーで4勝し賞金王となったため、今シーズンのDPワールドツアーのツアーカードを手にして、DPワールドツアーに参戦しているがかなり苦戦している。
今年の「マスターズ」には特別招待で出場権を得たが無念の予選落ち。その前週におこなわれた米ツアーの「バレロ テキサスオープン」にもスポンサー推薦で出場したが予選落ち。
2週間後には、「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」が、日本で初めてのDPワールドツアーの大会として、日本ツアーとの共催で開催された。比嘉は出場選手のなかで世界ランキングが87位と、4番目に高い選手として出場し、大いに期待されたが、この大会も予選落ち。
その翌週に開催されたDPワールドツアーの「韓国選手権」にも比嘉は出場したが、2打及ばず予選落ちを喫した。
これで、米PGAツアーとDPワールドツアーの大会で5戦連続予選落ちをしたことになる。昨年の日本ツアー賞金王になったことで、世界の舞台でプレーする大きなチャンスを得たが、ことごとく跳ね返されてしまった。
プライドはずたずた、自信も完全喪失状態であろうが、試合のなかで結果を出して、自信を少しずつ取り戻していくよりほかに手段はない。DPワールドツアーは、8月に終了する米PGAとは違って11月まであと7か月続く。
比嘉が持つツアーカードのランクの関係で、残りすべての試合に出場できるわけではないが、出場可能な試合のなかで来季のカードを保持できるだけの成績をあげて、来季以降につなげてほしい。