今週の米ツアー「チャールズ シュワブ チャレンジ」は、メジャー大会直後の大会で格上げ大会にも指定されていないので、トップ選手の多くは休養に充てているが、「全米プロ選手権」で2位タイと優勝に惜しくも手が届かなかったスコッティー シェフラーとビクター ホブランドのふたりは出場している。また、マックス ホーマ、コリン モリカワらも出場している。
この大会は、5年前から投資コンサルタント会社チャールズ シュワブがタイトルスポンサーとなって、2019年の大会からは非常にユニークな副賞を優勝者に贈呈している。
それは古いアメリカの車であるが、内装も外装も完全にレストア(修復)され、エンジンと駆動装置は最新のものに置きかえられた、本当にクールな1台である。
ことしの優勝者には、写真(下)のような1973年製のフォード車のブロンコのレストア車が用意され、優勝した選手は家が近ければ運転して帰ることもできるという。
昨年の大会優勝者サム バーンズに贈られた車は、1979年製ファイヤーバード トランザム。
2年前の大会では、ジェイソン コクラックに1046年製ドッジ社のパワーワゴンがリメイクされて贈呈された。
日本でもし、こんなばかデカイ車(当然、11ナンバー登録)を大会副賞としてもらったとしたら、税金や維持費(ガソリン代、駐車場代)が高すぎてどうしようもないが、アメリカではそんなに問題ではないのであろう。
なんとも、古きよき、そして偉大なアメリカを彷彿とさせる副賞である。