全米プロ選手権 マイケルブロック

今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」は、LIVゴルフに移籍したブルック スケプカが優勝して幕を閉じた。優勝争いには加われなかったが、15位タイの成績で大会を終えたクラブプロ・マイケル ブロック(46歳)にギャラリーは熱狂的な大声援を送った。

以下の動画は彼のなめらかな、伝統的なスタイル(old school)のスイング

世界のトッププロが本気で競うメジャー大会で、クラブプロであるブロックが最終日世界ランキング3位のローリーマキロイと同じ組で、7位からスタートしたのだ。さらに上位が狙える位置だったが、1オーバー、71のスコアで15位タイの成績を残した。

「全米プロ選手権」には、ツアープロだけでなくアメリカ各地のゴルフコースに所属するクラブプロも予選を勝ち抜いて出場することができる。しかし、ゴルフ場の仕事こなしながらの練習なので、ツアープロほど練習に時間をさく余裕はない。そんな環境で15位タイの成績はすばらしいの一言。

最終日ギャラリーをさらに熱狂的にさせたのは、ブロックが達成した15番ホールでのホールインワンである。ころころところがって入ったり、フラッグに当たって下にドスンと落ちて入ったりするのではなく、直接ホールに入るという、これ以上美しいホールインワンはこの世にないと言って過言ではないものだった。

ブロックは15位タイの賞金として288,333ドルを獲得し、15位以内に入った選手は来年の「全米プロ選手権」への出場権が与えられるので、来年の大会への出場が決まった。そして、今週開催される米ツアーの「チャールズ シュワブ チャレンジ」へのスポンサー推薦で出場することになった。

ブロックはしばらくの間、クラブプロとしてのこれまでの生活に戻れそうにない。