全米オープンの優勝者は誰?

今週はいよいよ今季メジャー第3戦「全米オープン」が開催される。舞台はカリフォルニア州にあるロスアンゼルス カントリークラブという超名門プライベートコースである。

パー70のコースだが、内訳はパー5が3つ、パー3が5つ、残りの10ホールがパー4と少し変則的で、全長は7,421ヤードである。天候は4日間を通して快晴という予報で、これまで続いた天候でコースは非常に硬く、早く仕上がっている。

10あるパー4のホールでは、平均的な飛距離のドライバーを打つと6つのホールで残りが175ヤード以上となり、そのうち4ホールは200ヤード以上も残るという。また、2つのパー3ホールでは距離が280ヤードを超える。

こういう厳しいコース設定であると、世界ランキング上位にいて、大柄な選手で無理なく飛距離が出せる選手が有利とみる。

まず、スコッティー シェフラー(26歳)。昨年の「マスターズ」で初メジャータイトルを手にした。昨年のこの大会では2位タイ。今年になって「マスターズ」では10位タイに終わったが、「全米プロ選手権」では終盤追い上げて、2位タイに入った。2つめのメジャータイトルを手にしそう。

ジョン ラウム(28歳)は、今年の「マスターズ」を優勝している。年間メジャー2勝できるほど、他の選手を圧倒する強さがあるかというと少し疑問である。

ブルックス ケプカ(33歳)は、先月の「全米プロ選手権」を優勝して、メジャー大会5勝目を達成したが、メジャー2大会連続優勝できるか、となると少し難しいのでは。

ビクター ホブラント(25歳)は、2週前の「メモリアルトーナメント」で優勝し上がり調子だ。「全米プロ選手権」では最終日ケプカを追って優勝争いをするなか、あがり3ホールのバンカーで致命的なミスを犯し2位タイに終わってしまった。その悔しさをなんとかはらしたいという気持ちが強いはず。そして初のメジャータイトルへの思いも。

ジョーダン スピースは、2017年に「全英オープン」を勝ってメジャー3勝目を挙げたが、その後スランプに陥った。徐々に回復し、2021年と22年に米ツアーで1勝ずつあげた。ことしの「マスターズ」でも4位タイに入っており、そろそろメジャー4勝目を手にするかも。

ということで、当ブログでは「全米オープン」の優勝者は、スコッティー シェフラー、ビクター ホブラント、ジョーダン スピースの3名のうちから出ると予想する。