今季メジャー第3戦「全米オープン」の初日がはじまった。このブログを書いている時間にはまだすべての選手がホールアウトしていないが、初日首位に立った選手は99.999%、リッキー ファウラー(34歳)とエグザンダー シャフレ(29歳)のふたりで決定である。
先にホールアウトしたファウラーは、10バーディー、2ボギーの62。シャフレは8バーディー、ノーボギーの62で、ともに8アンダーのスコアである。
この62というスコアは、今回が123回を数える「全米オープン」の長い歴史の中で記録されたことがなく、今回ロースコア記録の達成となる。メジャー大会にひろげても、2017年の「全英オープン」で、南アフリカのブランダン グレースが1回記録したのみである。
ファウラーは米ツアーで通算5勝あげているが、まだメジャータイトルは手にしていない。シャフレも米ツアーで7勝の実績があるが、メジャー優勝経験はない。
競馬もそうだが、ゴルフも初日からずっと首位をキープして優勝する「先行逃げ切り」は非常に難しい。とてもいいスコアを出した翌日は、平凡なスコアかひどいスコアとなりやすいし、残りのラウンドで後続の選手に追われるプレッシャーはかなりきつい。
ただ、今回は2人が首位なので、お互いに競り合う気持ちが生まれ、それがいい方向にむかって、第2ラウンドでも共にいい結果を出すかもしれない。
残り3ラウンドのプレーに注目である。