全米女子プロ選手権

今季メジャー第2戦となる「全米女子プロ選手権」は、中国人の殷若寧(Yin Ruoning)が優勝した。殷は昨年から米LPGAツアーでプレーし、ことし3月にはツアー1勝目をあげているが、まだあどけなさが残る20歳の選手だ。中国人によるメジャー制覇は2人目となる。

最終日、1打リードの首位で迎えた18番ホール、ひとつ前の組でまわる笹生優花がバーディーを取って首位に並んだ。パーであがればプレーオフ、バーティーなら優勝という状況で、きっちりバーディーを奪ってメジャー優勝を決めた。

殷は2020年中国の女子ツアーでプロデビューしたが、初戦で優勝しそのあと2つの試合でも連続して勝って、デビュー後3試合連続優勝という記録を打ち立てたほどの才能あふれる選手である。今後どれだけの実績を残すか、とても楽しみな選手だ。