セリーヌ ボージ

今週の女子メジャー大会「全米女子プロ選手権」の予選ラウンド2日間が終了し、ノルウェーのセリーヌ ボージ(Celine Borge、24歳)が、首位に1打差の2位タイと大健闘している。

彼女のスイングは以下の動画

ボージは昨年まで下部ツアーでプレーしていて、今シーズンから米LPGAツアーにあがってきた選手である。

初日のラウンド後のインタビューで、この大会でクラブ所属のキャディーを使っていることについて、「いいスコアを出しているが、ローカルキャディーの助言が役立っているのか?」と聞かれ、当惑ぎみに「キャディーにはバッグを担いてもらっているだけで、キャディーとはほとんど話をしていない。」と答えた。

ふつう、プロの選手がクラブ所属のキャディーを使用する理由は、コースをあまりよく知らないため、そのコース特有の風の強さや向き、グリーンの状況などについて助言を得るためであるが、ボージの場合はちょっと事情が異なるようである。

ボージはこれまで米LPGAツアーで11試合プレーしてきたが、すべての試合でローカルキャディーを使ってきた。また、昨年下部ツアーでプレーしていたときは、(許されているので)自分でバッグを担いで回っていたという。

「私はキャディーを使うということに慣れていない。アマチュア時代からこれまでずっとやってきたやり方を続けていきたいだけだ。自分で考え判断してプレーをおこない、ただ誰かにバッグを持ってもらいたいんです。」

ボージはまだLPGAツアーでは未勝利で、今回がメジャー大会出場2回目なので、さすがに優勝することは難しいかもしれないが、今後のプレーの糧となるような成績を残してほしいと願う。