今週の米LPGAツアーは、今季メジャー第2戦「全米女子プロ選手権」が東海岸ニュージャージー州で開催される。
出場する日本人選手は、勝みなみ、西郷真央、古江彩佳、渋野日向子、西村優菜、笹生優花、畑岡なさ、野村ハルの8名である。
このなかでいちばんの注目は古江彩佳だ。彼女は現在世界ランキング19位で、18位の畑岡なさの次の順位だが、最近の「勢い」で言うと明らかに畑岡をまさっている。上り調子の19位と下り調子の18位といったところか。
古江は5月におこなわれた「マッチプレー」で、2年連続して決勝で敗れ、惜しくも2位となっている。昨シーズンから本格的に米LPGAツアーに参戦し、昨年7月には「スコットランド オープン」で米LPGAツアー初優勝を果たしている。メジャータイトルを獲得したとしても、なんら不思議ではない。
ただ、古江にひとつ注文をつけるとすると、口紅の赤が濃すぎること。映画に女優として出るわけではなく、アスリートとして戦うのであるから、アスリートらしいもっとうすい化粧にしてもらいたい。
渋野も笹生もメジャー優勝を果したが、それまで米LPGAツアーでの実績がほとんどなく、その後も目立った実績を残していない。メジャー大会よりも、ツアー競技でまず1勝、そして2勝めをあげ、足場を固めことが先と思われる。
「全米女子プロ選手権」にはローズ ザンが出場する。4月の「オーガスタ女子アマ」を優勝し、プロ転向して初めて出場した「ミズホアメリカズオープン」で優勝したスタンフォード大学の2年生である。今度はメジャー大会の場でどれだけ自分がやれるか挑戦することになる。注目の選手である。