男子のメジャー大会「全英オープン」が開催された翌週には、イングランドのウェールズで「全英シニアオープン」が開催された。
強い雨と強風の中、最終日パドレイグ ハリントン(51歳)とのプレーオフを制して栄冠を手にしたのは、ドイツのアレックス チェイカ(52歳)だった。チェイカは欧州ツアー(現DPワールドツアー)では4勝しているが、米PGAのレギュラーツアーではわずか1勝しかあげていなかった。
しかし、チャンピオンズツア(シニアツアー)に移ってからは、2021年にさっと2勝をあげ、この「全英シニアオープン」が3勝目となるが、いずれもがシニアのメジャー大会というめずらしい勝ち方をしている。
超悪天候の中で決めたウィングパットが以下の動画
若いときになかなか実績をあげられず、選手生活の後半になって実力を発揮してくる選手のことを、「遅咲きの選手」と呼ぶことがあるが、チェイカはまさにその典型で、超遅咲きの選手と言っていいだろう。
なお、この大会には日本から藤田寛之と深堀圭一郎のふたりが出場していたが、藤田は33位タイ、深堀は予選落ちをしている。