現在(日本時間9日午前9時)、「全米女子オープン」の3日目のプレーがおこなわれており、最終組が前半9番ホールを終えているが、2日間の予選ラウンド終えて上位に顔を出している選手について少し説明すると、、
7アンダー、2位の選手に2打差をつけて首位に立ったのは、ルーキーのアメリカ人ベイリー ターディー(26歳)である。ことしから米LPGAでプレーしているが、まだ優勝はなく、23位タイがベストの成績で、世界ランキングも455位の選手だ。
ターディーは今回の「全米女子オープン」にミネソタ州で開催された最終予選を勝ち抜いて本選への出場をきめた。しかしその決まり方がちょっとしたドタバタ劇だったとラウンド後のインタビューで話している。
ターディーは最終予選の最終36ホール目で痛恨のボギーを叩き、1打差で本選への出場を逃し補欠リストの1番手となったと思った。試合後シャワーを浴び、服を着替えて会場を後にしようとしていたが、上位にいた後続の選手も最終ホールを3パットボギーとしたため同スコアで、2人によるプレーオフとなってしまった。
慌ててまた試合着に着替え、数球練習場でボールを打って、サドンデスプレーオフに備えた。ターディーはプレーオフ4ホールめに20フィートのパーディーパットを決め、ようやく本選への出場を決めた。
また、2位タイになったのがハワイホノルル出身のアリセン コーパス(25歳)だ。南カリフォルニア大学で活躍した選手で、アメリカ学生選抜とイギリス学生選抜が競う「カーティス カップ」のメンバーに選出されたことがある選手だ。2022年から米LPGAのツアーカードを獲得しプレーしており、これまでトップ10入りが5回、今季最初のメジャー大会「シェブロン選手権」では4位タイに入っている。
あと2日間、彼女たちのプレーを楽しみましょう。