サムバーンズのバンカーショット

「全英オープン」の前哨戦となる「スコットランドオープン」の3日目、世界ランキング17位のアメリカ人サンバーンズにとんでもない試練が訪れた。

10番ホール(パー5)で、バーンズの打ったティーショットはフェアウェー左にあるバンカーに入った。バーンズはバンカーから2打目を打ったが、ボールがやや低く出てバンカーのあごをこえることができずに壁面に当たり、あろうことかバンカー内に落ちずに壁にはりついてしまった。

似たようなケースが、先月の「全米オープン」でも起こり、最終日終盤で優勝争いの渦中にいたローリー マキロイはペナルティーなしの救済を受けることができた。サム バーンズも同様に救済を受けることができるのではないかとルールオフィシャルに抗議したが認められず、壁面にはりついているボールをその位置からプレーしなくてはならなくなった。その一部始終が以下の動画。

ローリーのケースとの違いは、ボールを打つときにボールの周囲の芝が干渉するかしないかということで、バーンズの場合干渉することはなくそのまま打てるとルールオフィシャルが判断したためだった。

バーンズはバンカーから脱出するのに2打を要し、結局このホールをトリプルボギーとした。3日目を終了し7アンダーの18位タイの成績で、首位とは6打差となり優勝の望みはかなり厳しいものとなった。