「スコットランドオープン」は、ローリー マキロイが最終日17番ホールでバーディーを奪って、先にホールアウトしていたロバート マッキンタイアーに追いつき、18番でもバーディーを決めマッキンタイアーを振り切って見事に優勝をきめた。
マキロイは、昨年10月の「CJカップ」の優勝以来、先月の「全米オープン」を含めて何度も最終日に優勝争いを演じていたが、バーディーを奪ってスコアを伸ばすことができず優勝に手が届かなかった。これで自信を持って今週の「全英オープン」を迎えることができそうだ。
マキロイは優勝後のインタビューで、最終日の最終ホールでグリーンを狙った第2打目の2アイアンでショットは、今年プレーしてきたなかでは最高のショットだったと振り返っている。そのショットが以下の動画。
この見事に1ピン以内につけたショットについて、「残りの距離は201ヤード。(自分の場合)2アイアンの飛距離はふつう260ヤードだが、向かい風が非常に強くて50ヤード分の風を考えて打った。」と話している。とんでもないアゲンストの風だったようだ。
クラブハウスリーダーとして後続のマキロイのプレーを見守ったマッキンタイアーの18番の2打めのショットもすばらしいものだった。ピンそばにつけて楽々バーディー。もし、マキロイが18番をパーとしていたら、プレーオフにもつれ込むところであった。
スコットランド出身のロバート マッキンタイアー(27歳)は、DPワールドツアーでまだ2勝しかあげていないが、ジョン ラウム、マット フィッツパトリック、ビクター ホブラントらに続く大型選手で、今後が大いに期待できる欧州出身のプレーヤーである。