「全英オープン」の初日のプレーが終わった。6アンダーで首位に立ったのはイングランドのトミー フリートウッド(32歳)と南アフリカ出身のアマチュア、クリスト ランプレッチとアルゼンチンのエミリアノ グリロ(30歳)の3名。
トミーフリートウッドは現在世界ランキング21位の選手で、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)6勝の実績があるが、米PGAツアーでは未勝利である。これまで何度もメジャー大会で上位に顔を出すが、最終日のバックナインで優勝争いを演じたということがない(と記憶している) 最終日に優勝圏外から好スコアで上位に食い込むケースがほとんどである。今回のコースは自宅から20マイルしか離れておらず、地元ファンからの声援も大きい。しかし、最終日まで上位をキープし、決めきれるかというと少し疑問が残りそうだ。以下の動画は先週のフリートウッド。
クリスト ランプレッチは、現在アメリカのジョージア工科大学の学生で、昨年の「全英アマ」のタイトルをとったことで、今大会の出場権を得た。身長203センチと出場選手中1番背が高く、出場選手の中で1番背が低い比嘉一貴は158センチなので、その差は45センチある。現代のメジャー大会ではアマチュア選手が優勝することはないので、どこまで上位に食い込むかが焦点となる。以下はランブレッチの独特のスイング。
エミリアノ グリロは、2015年に米PGAツアーで初優勝して以来優勝から遠ざかっていたが、今年5月の「チャールズシュワブ チャレンジ」で2勝目をあげた。現在世界ランキング41位で、もし優勝すればアルゼンチン出身の選手としてメジャー大会優勝は、アンヘラカブレラ以来2人目となる。
上位にいる主だった選手としては、首位から2打差の5位タイに先月の「全米オープン」で優勝したカナダのウィンダム クラークがいる。また、3打差の13位タイにジョーダン スピースがいて、4打差の19位タイの位置にパトリック キャントレー、ブルックス ケプカ、スコッティー シェフラー、松山英樹らがいる。