「全英オープン」2日目が終了した。リーダーボードをみると、いつものメジャー大会とは上位選手の顔ぶれが大幅に異なる。
パトリック キャントレー、スコッティー シェフラー、ブルックス ケプカ、ロバート マッキンタイアーといった大会前に優勝候補として名前が挙げられていた選手が、2日間トータルで3オーバー、カットラインぎりぎりで予選通過を果し、現在62位タイと下位に沈んでいる。
初日首位タイに立った南アフリカ出身のアマチュア選手クリスト ランプレッチも、2日目は8オーバーと大叩きして、首位タイから最下位タイへ真っ逆さまに落ちてしまった。
首位に立ったのは、アメリカ人でレフティのブライアン ハーマン(36歳)である。米PGAツアーでは2014年と17年に1勝ずつあげている選手だ。現在世界ランキングは26位で、先月の「トラベラーズ選手権」で2位タイ、「ロケットモーゲジクラシック」で9位タイ、先週の「スコットランドオープン」でも12位タイと好調さをキープしている。
ハーマンは2位のトミーフリートウッドに5打差つけ首位にいる。まだ2日間プレーが残っているのでまだなんとも言えない状況だが、キャリア的にも現在のモーメンタム(勢い)からしても、逃げ切り優勝をしてもおかしくない選手である。
前回このコースで開催された「全英オープン」を優勝し、先週の「スコットランドオープン」でも優勝し、前評判が高かったローリー マキロイは首位と9打差の11位タイ。怪我を克服して今年5月の「バイロンネルソン」で5年ぶりの優勝を果したジェイソン デイは首位と7打差の4位タイにいる。