米PGAツアー いよいよ終盤

今週の米PGAツアーは、「3Mオープン」がミネソタ州で開催される。来週ノースキャロライナ州で「ウィンダム選手権」がおこなわれ、公式戦の全日程が終了する。

その後、8月10日開催の「セントジュード選手権」、17日から「BMW選手権」とプレーオフシリーズ2戦が開催され、8月24日より最終戦「ツアー選手権」がおこなわれ、年間チャンピオンが決まる。

プレーオフ3試合に出場するためには、「ウィンダム選手権」終了時のフェデックスカップポイントランキングで70位以内に入っておかなくてはならないので、当落線上の選手にとっては「3Mオープン」と「ウィンダム選手権」での成績が大変重要になってくる。

昨年まではポイントランキング上位125位までの選手がプレーオフに進出できて、来季のツアーカードも手にすることができたが、今シーズンから上位70名に大幅削減された。

これもやはりLIVゴルフが創設されたことが理由のひとつで、米PGAツアーは対象選手の数を絞ったうえで、これまで以上に手厚い報酬を用意する姿勢に改めた。

日本人選手として唯一米PGAツアーカードを維持し続けている松山英樹は、フェデックスカップポイントの順位が現在54位と安全圏にいるので、来季も米PGAツアーでプレーできそうだ。また、松山は2021年の「マスターズ」で優勝しているので、2026年まで4つのメジャー大会にはすべて出場可能である。

米PGAツアーとDPワールドツアー(旧欧州ツアー)は、敵対していたLIVゴルフを運営するサウジアラビアの国営ファンドと一緒に新たな組織をつくり、これまで別々に運営してきたトーナメントを統一することになった。

なので、今後どんなツアーがつくられて、翌シーズンのツアーカードが何名の選手にあたえられるようになるのか発表を待ちたい。