今週の米PGAツアーは、プレーオフ第2戦「BMW選手権」が、シカゴ近郊のオリンピアフィールズCCで開催される。先週のプレーオフ第1戦「セントジュード選手権」を戦った70名の選手のうち、フェデックスカップポイント上位50名が今週の大会に出場することができる。
松山英樹は、先週の「セントジュード選手権」の最終日スタート時点ではフェデックスカップポイントが57位と、このままでは次に進めない崖っぷちの位置にいたが、5アンダー65のスコアでホールアウトして47位となって、今週の大会への出場を可能とした。
「BMW選手権」の結果、フェデックスカップポイント上位30名の選手のみが、来週のプレーオフ最終戦「ツアー選手権」に進むことができる。
またアメリカ人選手にとっては、この試合がライダーカップポイントランキングの締め切りとなっているので、その意味でも大事な試合となる。試合終了後のランキング上位6名はライダーカップのメンバーとして自動選出され、監督が選ぶ6名とともに、来月ローマで開催される大会に出場することとなる。
「ウィンダム選手権」と「セントジュード選手権」を2週連続優勝したのは、ベテラン選手ルーカス グラバー(43歳)で、2009年の「全米オープン」の覇者である。3週間連続優勝の期待がかかるが、年齢的に少し厳しいかもしれない。
長かった米PGAツアーは残り2試合と、いよいよ大詰めに近づいてきた。