今週開催されている米PGAツアーのプレーオフ第2戦「BMW選手権」に出場していた松山英樹は、初日のプレーを1オーバーの71のスコア終えたが、2日目のプレーの開始直前に背中の怪我を理由に途中棄権した。
このため、これまで9年間連続出場していたツアー最終戦「ツアー選手権」への出場が途切れることになった。9年間連続出場は現役のツアー選手のなかでは最多となる。ちなみに、今年のプレーオフへの進出の逃したジャスティン トマスの連続出場回数は8回だった。
松山は先週の「セントジュード選手権」で、生き残りをかけて最終日のバックナインで猛チャージをかけた。15,17番でバーディー、18番でイーグルを決め、フェデックスカップポイント順位を47位として、50人の選手がコマを進めることができる「BMW選手権」へ進むことができた。
松山は最終戦「ツアー選手権」への出場はできなくなったものの、70名に与えられる来シーズンのツアーカードを維持しただけでなく、50名の選手が手にすることができる「格上げ大会」への出場権も確保した。
米ツアーで来シーズン9試合予定されている「格上げ大会」のなかには、予選カットをおこなわない試合も組まれているので、出場すれば高額の賞金を手にすることができるという、選手にとっては生活保障の意味でとてもありがたい。
米PGAツアーの来季スケジュールはすでに発表されているが、それ以降についてはLIVゴルフを運営しているサウジの国営ファンドと米PGAツアー、DPワールドツアーがひとつになって新しいツアーをつくり、運営していくことになる。まだ、それがどんなかたちになるのか全くみえていない。