現在世界ランキング1位のスコッティ シェフラーは、今シーズン(プレーオフ戦は含まず)獲得した賞金の総額が2100万ドル(30.66億円、1ドル146円換算)を超え、昨年自身がつくった記録である1400万ドルを塗りかえた。
シェフラーは、今シーズン22試合に出場して予選落ちなし。「フェニックス オープン」と「プレーヤーズ選手権」に優勝し、それぞれ360万ドル、450万ドルずつ稼いだ。また、トップ10に16回も入っている。
昨年より獲得賞金が大きく伸びたのは、LIVゴルフからの脅威に対抗するため米PGAツアーが、格上げ大会をつくって賞金総額を大幅に増やしたことが理由としてあげられる。
今シーズンの獲得賞金2位にはジョン ラウムが入って1650万ドル獲得し、3位のビクター ホブランドは1410万ドルを手にした。
とは言っても、すべてのお金が自分の手許に入ってくるわけではなく、キャディーと年間契約している選手はだいたい10%がキャディーの取り分となるので、シェフラーのキャディーであるテッド スコットは210万ドルを手にしたことになる。
今シーズンの米ツアー選手の平均獲得賞金は214.6万ドルと発表されているので、スコットはキャディーとしてツアー選手平均ちょうどの収入をあげたことになる。シェフラーについては、昨年の「マスターズ」を優勝したときに以下のブログを書いている。ご一読を。
https://worldgolfinformation.com/2022/04/11/
シェフラーは今シーズン後半になって、大事なところで短いパットをはずす場面が多くあり、パット成績を表わすデータの値もよくない。パットの力を向上させないと、3年連続で米ツアーの賞金獲得金額ナンバー1は難しいかもしれない。