リッキーファウラーの貢献度

昨日のブログで、ライダーカップのUSチームにリッキー ファウラーが、ザック ジョンソン監督推薦で選出されたことを書いた。

そのリッキーに関して、おもしろいデータが発表されている。

米PGAツアーの昨シーズンの全試合のなかで、ファウラーが7年ぶりのツアー優勝を遂げた「ロケットモーゲジクラシック」が、米ツアーへのSNS上の貢献度、関与度ランキングで4番目に入った。

首位となった「マスターズ」はメジャー大会のひとつだから当然。2位の「ジェネシス招待」はタイガー ウッズがホストを務め、ジョン ラウムが優勝したから。3位の「プレーヤーズ選手権」は第5のメジャー大会と称される大会であり、スコッティ シェフラーが優勝したから、SNS上で大きく取り上げられるのは十分理解できる。

しかし、やや知名度の低いウィンダム クラークとブライアン ハーマンが優勝したとはいえ、「全米オープン」や「全英オープン」よりも、リッキーファウラーが優勝した「ロケットモーゲジクラシック」のほうが上位にくるというのは、ファウラーの人気の大きさを如実にものがたるものである。

米PGAツアーは、2年前から人気の高い選手をLIVゴルフの脅威から囲い込むために、PIP(プレーヤーインパクトプログラム)という制度を始めた。米ツアーへの貢献度、関与度の高い選手の上位20名に総額1億ドルを配るというものである。

昨年も、一昨年も一番多くのお金をもらったのはタイガー ウッズだった。ファウラーは昨年ランキング16番目として200万ドルを支給された。しかし、今年は見事な復活優勝をみせてくれ、「全米オープン」でも最終日優勝争いに加わり、米ツアーに多大な貢献をした。今年は、昨年の金額の数倍となることは間違いないだろう。