米LPGAと欧州ツアー(レディース ヨーロピアンツアー)共催の「スコットランドオープン」で初日首位に立った渋野日向子が、2日目も4アンダー、68のスコアで首位をキープした。
2位にいるスウェーデンのマジャ スターク(23歳)とは2打差。スタークはオクラホマ大学を経てプロになり、米LPGAで1勝、欧州ツアーで6勝している選手。現在世界ランキング41位で、手ごわい相手である。
首位から5打差の3位タイには、先週の「エビアン選手権」でメジャー初優勝を果たしたフランスのセリーヌ ブーティエとオーストラリアのサラ ケンプ(37歳)が並んでいる。ケンプはオーストラリア女子ツアーでは13勝しているが、米LPGA、欧州ツアーではまだ未勝利の選手である。
5位以下の選手は首位から7打差以上の開きがあるので、残り2ラウンドは上記4人の選手の争いとなるとおもわれるが、当ブログでは過去の戦いぶりからして、渋野が逃げ切ると予想する。
渋野は2019年の「全英女子オープン」でメジャータイトルを手にしたが、それ以降米LPGAでの勝利がない。もし今回優勝すれば、非常に優先度の高いツアーカードを持って、2年間腰をすえて米LPGAツアーの試合に臨める。そうするなかで、ひょっとしたら2つめのメジャータイトルに手が届くかもしれない。
「全英女子オープン」の優勝が、メジャーの重みもわからず勢いだけで突っ走って手にしたと言われ続けれられないためにも、渋野には米LPGAツアーでの1勝が待たれる。