米PGAツアーは先週の「ツアー選手権」で今シーズンの全日程を終えたが、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)のほうは11月に予定されている最終戦「DPワールドツアー選手権」まで試合が組まれている。
DPワールドツアーは、今週スイスで「オメガマスターズ」が開催されており、予選ラウンドの2日間が終了した。
2位に1打差の12アンダーで首位に立ったのは、世界ランキング8位のマット フィッツパトリック(29歳)だ。2022年の「全米オープン」で初のメジャータイトルを獲得し、ことしは4月に「RBCヘリテージ」で優勝した選手である。
フィッツパトリックは、2017年、18年にこの「オメガマスターズ」を連覇しているので、そうとう相性のいい大会だ。
また、首位と2打差の3位タイには彼の弟アレックス フィッツパトリック(24歳)も入った。欧州の下部ツアーで1勝あげているが、DPワールドツアー、米PGAツアーではまだ優勝がない。というかこれから活躍が十分に期待できる選手である。
フィッツパトリック兄弟(左が兄のマット)
首位とは3打差の5位タイには、スウェーデンのラドビグ アバーグ(23歳)がいる。アバーグはテキサス工科大学時代の活躍によって、米PGAツアーのツアーカードを手にした最初の選手で、彼も有望株のひとりである。以下のブログで詳しく書いているのでご一読を。
https://worldgolfinformation.com/2023/05/31/
大会初日63のスコアで首位タイになった川村昌弘は、2日目70のスコアで13位タイに後退。久常涼と比嘉一貴は50位タイ。星野陸也、岩崎亜久里は予選落ち。