DPワールツアーの「オメガマスターズ」で、ノルウェーのラドビグ アバーグ(23歳)が初優勝を決めた。
アバーグについては以下のブログで詳しく記しているのでご一読を
https://worldgolfinformation.com/2023/05/31/
今年から米PGAツアーが始めた、アメリカの大学在学中に特に優秀な成績を残した選手にツアーカードを与えるという制度によってアバーグは米ツアーカードを得た。このビックチャンスを確実に生かして、DPワールドツアーでの初優勝を達成した。今後の活躍が大いに期待できる新人選手である。
最終日2位以下に2打差の首位でスタートしたマット フィッツパトリックが断然有利というのが大方の予想だった。彼はバックナインに入り14番でバーディーを奪ったときには後続の選手に3打差をつけていたが、15,16番を連続ボギーとし、18番でもボギーをたたいて崩れ、3位に終わってしまった。もし優勝していれば、この大会を3度優勝することになり、セベ バレステロスの記録に並ぶところだった。
パトリックのひとつ前の組でまわったアバーグの方は反対に、バックナインで一段ギアが入り、14番から17番まで4連続バーディーを奪って2位の選手に2打差をつけて逃げ切った。
実は、アバーグは先週の大会「チェコマスターズ」で4位タイに入り、ライダーカップの有力候補選手と目され、この大会の予選ラウンドはライダーカップの助監督であるニコラス コルサートとエルアルド モリナリのふたりと一緒にラウンドをしていた。
「オメガマスターズ」の試合の結果、「ライダーカップ」に自動選出される欧州選手は、ワールドポイントランキングからローリー マキロイ、ジョン ラウム、そしてマット フィッツパトリックの3名。欧州ポイントランキングからはビクター ホブランド、テリル ハットン、ロバート マッキンタイアーの3名、計6名となった。
欧州時間の4日月曜日に欧州チームのキャプテン、ルーク ドナルドから残りの6名の選手が監督推薦選手として発表される。