今週のDPワールドツアー(旧欧州ツアー)は、ツアーの中でフラッグシップ大会と言っていい「PGA選手権」がイングランドで開催されている。
2日目のラウンドは日没サスベンディットとなり、十数名の選手がまだホールアウトしていないが、リーダーボード上位の選手はほとんどホールアウトしている。
この大会が大きな大会であること、そして2週間後には「ライダーカップ」を控えているため、欧州チームに選ばれた12名の選手はすべてこの大会に出場している。
2日目をほぼ終了して首位に並んだのは、2週間前の「オメガ ヨーロッパマスターズ」でプロ初優勝を決めたラドビグ アバーグ(23歳)だ。彼については9月6日付のブログに記しているので再読願いたい。アバーグの「ライダーカップ」での活躍を予感させるようなプレーである。
1打差の3位タイには、ルーク ドナルド監督の推薦で選出されたトミー フリートウッドがいる。同じく3位タイにはポーランドのアドリアン メロンク(30歳)もいる。メロンクはDPワールドツアーで今季2勝をあげ、実績的には「ライダーカップ」のメンバーに選出されるはずであったが、惜しくも選にもれた選手だ。日本の川村昌弘も3位タイグループにいる。
「ライダーカップ」へポイントランキングによって自動選出されたマット フィッツパトリックとジョンラ ウムは首位と4打差の16位タイグループにいる。ビクター ホブランドは5打差の25位タイの位置だ。
ローリー マキロイは残り4ホールを残しカットラインに2打届かないという非常に厳しい位置にいたが、15番と18番でバーディーを奪って予選カットラインぎりぎりで本選に進んだ。「ライダーカップ」欧州チームに選出された12名はすべて予選通過をきめ、ドナルド監督へ顔向けができたかたちだ。
のこりあと2日間の熱戦を楽しみたい。