ソルハイム カップ

今週は「ソルハイムカップ」が開催される。これまで何度か今月29日から始まる「ライダーカップ」についてこのブログで書いてきたが、「ソルハイムカップ」はその女性バージョンで、欧州出身の女子プロとアメリカの女子プロが、2年に1度対戦する大会である。

今回が18回めの大会となり、1990年に男子の「ライダーカップ」の様式を踏襲して第1回目が開催されたとき、クラブメーカーPINNの創立者カーステン ソルハイムが多大な貢献をしたので、彼の名をとって「ソルハイムカップ」と呼ばれるようになった。

過去の対戦成績はアメリカチームの10勝、欧州チームの7勝だが、過去2回の対戦はいずれも欧州チームが勝っている。また今回の大会は欧州チームの地元スペインで開催されるので、欧州チームに地の利があるというか、ファンの熱烈な声援がプレーの大きな励みになるはずである。

欧州チーム12名の選手のうち代表的な選手は、メジャー大会「エビアン選手権」を制したフランスのセリーヌ ブーティエ。昨年欧州ツアーで4勝し、今年LPGAでも1勝を挙げたスウェーデンの新鋭リン グラント。今年の「全英女子オープン」で2位、「全米女子オープン」で2位タイとなったイングランドのチャーリー ハルらがいる。

アメリカチームの12名の中には、世界ランキング3位のネリー コーダ、ベテランのレキシー トンプソン。今年「チェブロン選手権」、「全英女子オープン」で優勝し、メジャータイトルを2つ手にしたリリア ブー。ことしの「オーガスタナショナル女子アマ」を制して、プロに転向し、その初戦で優勝をきめたローズ ザンらがいる。

勝敗のゆくえに注目したい。