久常涼 DPワールドツアー初優勝

DPワールドツアー(旧欧州ツアー)「フランスオープン」で、今シーズンからDPワールドツアーでプレーしている久常涼(21歳)が、ツアー初優勝を果たした。

ESPNのウェブサイトより

昨日のブログ(画面下部のカレンダーの日付をクリック)で、久常は3日目を終えて首位と5打差だったため、首位に1打差の3位につけている比嘉一貴のほうが有利とみて、彼に初優勝を期待したが、バックナインで5つのバーディーを奪い怒涛の追い上げをみせ、66で回った久常が栄冠を手にした。比嘉は3オーバーと乱れ6位タイに終わった。

「フランス オープン」と同時にスペインで、女子のアメリカ対欧州の対抗戦「ソルハイムカップ」が開催されていたため、また久常の知名度が欧米ではほとんどないため、久常の優勝を取り上げている海外メディアは残念ながらほとんどない。

久常はこの優勝で世界ランキングを166位から101位(暫定)までいっきにあげて、日本人選手としては38位の松山英樹に次いで2位となった。ちなみに3位には中島啓太、4位に金谷拓実がいる。

久常はまだ21歳と若いので、DPワールドツアーで確実に実績を積めば、米PGAツアーでプレーすることも夢ではない。DPワールドツアーの年間ポイントランキング上位の選手には、翌年の米PGAツアーのツアーカードが与えられるからである。今後の更なる活躍に期待したい。