今週は29日(金)よりいよいよ「ライダーカップ」がイタリアのローマ近郊で始まる。先週は欧州の女子プロとアメリカの女子プロが対戦する「ソルハイムカップ」がおこなわれ、今週は欧州の男子プロとアメリカの男子プロが戦う「ライダーカップ」だ。各チームのメンバーについては過去の当ブログをご覧ください。
https://worldgolfinformation.com/2023/08/30/
https://worldgolfinformation.com/2023/09/05/
ことしの大会は第44回目となり、過去の対戦成績はアメリカの27勝14敗2分となっている。引き分けの場合は前回優勝したチームがカップを保持するきまりで、実質的な勝ちに相当する。
しかし、最近の傾向として過去10大会の結果をみると、欧州チームのほうが7勝3敗とリードし、今回ローマで開催されるが、アメリカチームの敵地ヨーロッパでの勝利は1993年の大会以来30年も途絶えたままである。
欧州チームは熱烈なファンの応援を背に、今回も地の利を生かして勝利したいところであるが、2年前の前回試合で19対9と歴史的大敗を喫しているのが気がかりな点だ。欧州選手とアメリカ選手の実力の差を露呈してしまった。
また、これまでベテランとしてチームをしっかり支えてきたセルジオ ガルシア、ポール ケーシー、リー ウェストウッド、イワン ポルターといった選手がLIVゴルフに移籍し、今回のライダーカップのメンバーとなっていない点も大きい。
もちろん、アメリカチームのほうもダスティン ションソンとブライソン ディシャンブーがLIVゴルフに移ったため今回出場していないが、同様にLIVゴルフに移っても「全米プロ選手権」を優勝したブルックス ケプカは監督推薦で出場する。
最終日以外は2人1組のチームで対戦するので、個人の実力だけをもって判断することはできないが、世界ランキング10位までの選手をみてみると、欧州チームの選手4名に対してアメリカチームの選手が6名である。
当ブログとしては、選手層の厚みからアメリカチームが今回敵地で30年ぶりの優勝をきめると予想する。