欧州男子プロとアメリカの男子プロがチームで対戦する「ライダーカップ」が、今週イタリアのローマ近郊でおこなわれている。2日間のプレーが終わり、最終日を残すのみとなった。
アメリカチームのメンバーひとりひとりの力の総和と欧州チームのそれを比較し、当ブログでは、アメリカチームが勝つと予想したが、なんと結果は欧州チーム10.5対アメリカチーム5.5と、欧州チームが大きくリードして最終日を迎えることになる。
これまで2日間は、2人1組となってチームで対戦してきたが、最終日は12人のメンバーすべてが1対1でマッチプレー戦をおこなう。勝ったほうが1ポイント獲得し、負けは0ポイント、引き分けの場合は両者が0.5ポイントずつ獲得する。
欧州チームは4ポイント獲得すれば、14.5ポイントとなり勝利が決まる。引き分けを考えなければ、12試合のうちわずか4試合に勝てばいいので、圧倒的有利な状況で最終日にのぞむことになる。
これまでのライダーカップの歴史のなかで、最終日負けているチームが6対10から逆転して優勝をきめた大会は2度あり、1999年にアメリカチームが、2012年に欧州チームがそれぞれ達成している。
しかし、5.5対10.5の大差をはねのけて優勝したチームはこれまでいないので、アメリカチームには、歴史を塗り替えるほどの大きな力が要求されることになる。
さて、最終日どんなドラマが待っているのか楽しみである。