今週の日本男子ツアーでは、我が国のナショナルオープンである「第88回日本オープン」が開催されている。アマチュア選手を含め誰がその年に一番強いのか決める、日本で最も権威のある大会のひとつである。
一方DPワールドツアー(旧欧州ツアー)では、スペインのナショナルオープン「スペインオープン」が首都マドリードでおこなわれている。
今年の「スペインオープン」の主役は、なんと言ってもスペイン人のジョン ラウム(28歳)である。2週間前の「ライダーカップ」では、2勝0敗2分の成績で欧州チームの勝利に大きく貢献し、1週空けてこの大会に臨んでいる。
ラウムはこの大会で2018年、19年、22年と3度の優勝を飾っている。昨年の優勝で、スペインの英雄セベ バレステロスの優勝回数に並んだ。もし今年優勝すれば、バレステロスの記録を破ることになる。
「ライダーカップ」に出場した欧州チームの選手たちは、今週をまだ休養にあてており、世界ランキング50位以内の選手でこの大会に出場しているのは、3位のラウムと36位のジャスティン ローズだけなので、ラウムの優勝の確率はかなり大きいと言える。
ラウムは初日4アンダー67のスコアで、首位と4打差とまずまずの位置につけている。ローズは少し出遅れ、イーブンパーで75位タイである。
出場している日本人は、比嘉一貴が1アンダー52位タイ。星野陸也と川村昌弘は3オーバー118位と出遅れている。
5年間欧州でプレーしてきた河村は、今後米PGAツアーの下部ツアーに挑戦することを発表している。
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