岩崎亜久竜 日本オープン優勝

「日本オープン」を制したのは岩崎亜久竜(25歳)だった。石川遼に2打差をつけて日本ツアー初優勝を飾った。

岩崎は昨年度日本ツアーの賞金ランキング3位となり、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)のツアーカードを手にして、今シーズンは欧州を舞台にプレーをしていた。

しかし、これまでDPワールドツアーで15試合プレーし、12試合で予選落ちした。2月のインドオープンでの60位タイが最高成績と、結果を出すことができなかった。

年間獲得ポイントランキングの順位も、現在261位と低迷し来季のツアーカードを獲得することは難しい位置にいる。

それが理由なのだろうか。今日の新聞の報道によると、今シーズンはもう欧州には戻らず日本ツアーでプレーを続け、来シーズンも日本ツアーで戦うと話している。日本オープンに勝ったのだから日本ツアー5年間シードを得た。なので、心に余裕をもってDPワールドツアー今季の残りの試合に臨むという選択肢もあったと思うが、岩崎はその道を選ばなかった。

昨年末のQTに合格し、今シーズンからDPワールドツアーに挑戦し始めた久常涼(21歳)が、24戦めとなる「フランスオープン」で初優勝し、来季のツアーカードを確実なものとしたのとは対照的な動きとなった。