今週の米ツアーは日本で「ZOZO選手権」

今週の米PGAツアーは、日本ツアーと共催で「ZOZO選手権」がアコーディアゴルフ習志野カントリークラブで開催される。今回の大会が5回目となり、初回優勝はタイガー ウッズ、2回目はパトリック キャントレー、3回目は松山英樹、昨年の優勝者はキーガン ブラッドリーである。また、契約の最終年度となるので、次回の開催がどうなるのか興味深いところである。

始まった当初は、韓国で1試合(CJカップ)して、日本でZOZOをおこない、そのあと中国でWGCの大会があったため、アメリカ・欧州の選手も来やすかった。しかし、今年のスケジュールを見ると、先週アメリカのラスベガスで試合があって、今週は日本、来週はとんぼ帰りでメキシコでの試合となる超ハードな日程だ。

中国での試合はWGCの大会が中止となって開催されなくなり、韓国でおこなわれていたCJカップは来シーズン5月にアメリカ本土、テキサス州で開催されることがすでに決まっている。なので、わざわざZOZOのためだけに日本に選手がやってくるかという問題がある。動向を注視したい。

アコーディアゴルフ習志野カントリークラブは、パー70、全長7070ヤード。パー3が5つ、とても短いパー4が5つ、とても長いパー4が5つ、そしてパー5が3つと非常にユニークなレイアウトとなっている。

そのため、グリーンをねらうアプローチショットでは、短い距離からから長い距離までの正確性が要求され、飛距離の出る選手よりもボールストライカーに有利なセッティングと言えるかもしれない。

この試合に、金谷拓実、中島啓太、蝉川泰果ら有望な若手が出場する。彼らは米PGAツアーでプレーすることを最終目標と明言しているが、なかなか足がかりがつかめなかった。今回は願ってもないチャンスである。もし優勝すれば、米PGAツアーのツアーカードを手にすることができ、2年間腰をすえてプレーすることができる。

他に出場する選手は松山英樹を始め、DPワールドツアーで1勝をあげた久常涼、日本オープンで優勝した岩崎亜久竜、堀川未来夢、石川遼、今平周吾、平田憲聖らである。