ZOZO選手権初日 コリン モリカワ単独首位

日本で開催されている米PGAツアー「ZOZO選手権」の初日が終了し、アメリカのコリンモリカワ(26歳)が6バーディー、ノーボギーの64で単独首位に立った。

Golfweekのサイトより

モリカワは2019年に名門カリフォルニア大学パークレー校を卒業してプロとなった。その年に早くも米PGAツアーで1勝をあげ、翌年には「全米プロ選手権」で優勝しメジャータイトルを手にした。また、その翌年(2021年)に「全英オープン」に優勝し、2つめのメジャータイトルを獲得した。

しかし、その後は米ツアーで2年以上も勝ち星に恵まれていない。ことし最初の試合「セントリートーナメント」では最終日首位でスタートしながらスコアを伸ばせず、2打差でジョン ラウムに優勝をさらわれてしまった。また、7月の「ロケットモーゲジ クラシック」ではプレーオフの末リッキー ファウラーに敗れ、優勝を逃した。

あるアメリカの記者は、モリカワが最近勝てない理由をただ「運」が足りないだけと評している。2021年の「全英オープン」の前と後のモリカワの主要スタッツ(統計データ)を比較してみると、ほとんど変化していないことを理由にあげている。

当ブログでもパッティングが不調であることを以前書いている。

https://worldgolfinformation.com/2022/11/06/

モリカワが最近勝てない理由として私が考えるのは、デビューしてわずか3年余りの間にメジャータイトルを2つもとったからではないか。才能に恵まれていることはまぎれもない事実。しかし、日々の練習のなかで自分をぎりぎりまで追い込むレベルが、自分で気づかないうちにだんだん緩くなってきているのではないだろうか。簡単に言ってしまえば、慢心からくる練習不足ではないかと。

今週の「ZOZO選手権」でモリカワが勝ち切れるか、注目である。