今シーズンDPワールドツアー(旧欧州ツアー)でプレーし、年間ポイントランキングが上位10位までの選手には、来季の米PGAツアーのツアーカードが与えられることになっている。今年からDPワールドツアーに挑戦し、先月初優勝を決めた久常涼は現在ランキング12位の位置にいるので、残りの試合で頑張って10位以内に入ることができれば、来季は米PGAツアーでプレーすることが可能となる。
それに呼応するような制度が、23日(月)DPワールドツアーより発表された。ことしの米PGAツアーでツアーカードを失ったフェデックスカップポイント(年間ポイント)順位126位から200位までの選手に対して、DPワールドツアーの試合への出場を認めるという内容である。
ただし米PGAツアーのほうが選手のレベル高いため、1試合につき5名までという制限がついている。小平智選手は現在ランキング154位なので有資格者として、DPワールドツアーの試合に挑戦することが可能となった。
米ツアーの(フル)ツアーカードを失った選手には、選択肢としてこれまで下部ツアー(コーンフェリーツアー)でプレーし実績をあげて戻ってくるか、本当に限られた数の米PGAツアーの試合の中で実績をあげ、再びツアーカードを獲得する道があった。
今回の発表でDPワールドツアーの試合に出て好成績をあげ、また米PGAツアーに復活する新たな道がつくられた。