アジアオセアニア地区のアマチュアNO1を決める男子の「アジアパシフィック アマチュア選手権」は、オーストラリアのジャスパー スタブ選手(21歳)が3選手によるプレーオフを制して優勝した。昨年の大会に続いてオーストラリアの選手が優勝し、来年の「マスターズ」と「全英オープン」への出場権を手にした。
Golfweekのサイトより
日本の国旗を背負って出場した選手のなかで上位に入ったのは、11位にヤマシタ マサユキ、12位タイにオオシマ ミナト、マツイ リウラの両選手である。今年の「日本アマチュア選手権」のタイトルを勝ち取った中野麟太郎は28位タイに終わった。
この大会の初日に首位に立ったニュージーランド籍のコボリ カズマ選手は、最終日を最終組で回る健闘を見せたが、結果は6位だった。
PGAオーストラリアのサイトより
コボリは、小さいころ日本から家族でニュージーランドに渡りゴルフを始めた。姉のモモカは現在欧州女子ツアーでプレーしている。コボリはオーストラリアツアーのQスクールで優勝し、今シーズンのツアーカードを手にしている逸材である。しかし、この「アジアパシフィック アマチュア選手権」に出場するために、アマチュアのステイタスをキープしたままでいた。
大会が終わったので、すぐにでもプロ宣言をして、すでに始まっているオーストラリアツアーに参戦し、実績をあげないとリランキングにひっかかってしまう状態だ。
コリン モリカワ、カート キタヤマといった、日本にルーツがあり、日本人の姓をもつ選手が世界で活躍するようになってきた。近い将来、コボリ カズマ選手の名を欧州かアメリカのツアーで見かけることになるかもしれない。