「ライダーカップ」の余韻もまださめやらぬ中、今週のDPワールドツアー(旧欧州ツアー)は「アルフレッド ダンヒル リンクス選手選」がスコットランドで開催されている。
米PGAツアーの「ペブルビーチプロアマ」のようなプロアマ戦で、出場選手は個人戦と、パートナーと組んでチーム戦でも順位を競う大会だ。ゴルフの聖地セントアンドリュースオールドコースを含む3つのコースが会場として使用されている。
ことしの大会は大雨に見舞われたため、第3ラウンドが土曜日から日曜日に順延となったが、日曜日も悪天候でプレーは再開されなかった。結局大会は54ホールに短縮され、月曜日に最終ラウンドがおこなわれることになった。
第2ラウンドを終え、13アンダーで首位に立っているのは先週のライダーカップに欧州チームの一員として出場したマット フィッツパトリック(29歳)だ。欧州ツアー通算9勝目を狙うと同時に、チーム戦でも優勝をねらう。
パトリックはお母さんのスーザンさんと組んでチーム戦をプレーしており、チームとしては現在首位と一打差の好位置につけている。彼は試合前の記者会見で「母はこれまで常に支えてくれた。週末には必ず僕たち(弟もプロゴルファー)を試合やレッスンに連れていってくれ、自分の時間はほとんどなかったと思う。この試合で一緒にプレーすることがつぐないになるとは思わないが、お母さんも出場できることは、うれしいと思ってくれているはずだ。」と話している。
最終日フィッツパトリックがダブル優勝を飾ることができるか注目である。
ゴルフダイジェストのサイトより