今週の各ツアー速報

今週のDPワールドツアー(旧名欧州ツアー)「ネドバンク ゴルフチャレンジ」は初日のプレーが終了した。久常涼は5バーディー、ノーボギー、67のスコアで首位と1打差の5位タイといいスタートを切った。この位置をキープしたまま大会を終えると仮定すると、年間ポイントランキングが現在の14位が、2つあがり12位となる。シーズン終了時に10位以内に入れば来季の米PGAツアーのツアーカードを手にすることができる。

この大会で3連覇を狙うトミー フリートウッドは、1アンダー31位タイと少し出遅れた。

米PGAツアーのほうは、フロリダ半島の東に浮かぶバーミューダ諸島で「バーミューダ選手権」が開催されている。第1ラウンドは日没サスベンディッドとなり、一部の選手はホールアウトしていないが、小平智が快晴無風のコンディションのなか、7バーディー、ノーボギー、64でホールアウトして6位タイとこちらも絶好の位置につけた。

小平は今週フェデックスカップポイントの順位が160位で、6位タイで大会を終えたとしても148位にしかならず、来季のツアーカードが手にできる125位には手が届かない。今年シーズン残された試合は来週の「RSMクラシック」のみだが、小平のもつツアーカードの優先度でこの大会に出場できるかどうか不明なので、「バーミューダ選手権」でもっと上位の成績をおさめておく必要がある。

日本男子ツアーの「三井住友太平洋マスターズ」も初日のラウンドが終わった。この大会終了後の賞金ランキングトップの選手に、米PGAツアーのQスクール最終戦への出場権が与えられる。

https://worldgolfinformation.com/2023/11/06/

ランキング首位に立つ中島啓太は初日首位と3打差の25位タイ。2位の金谷拓実は首位と2打差の9位タイにつけている。ともに世界志向が強い2人の鼻の前にぶら下がった絶好のチャンス。ふたりの戦いから目が離せない。